米中激突の時代 2021 3 20
バイデン時代は、トランプ時代よりも、
米中関係は、厳しくなるかもしれません。
民主党政権である以上、中国に対しては、
信教の自由、人権、民主主義を主張せざるを得ないでしょう。
そもそも、オバマ時代に衝撃的な出来事がありました。
アメリカの同盟国が次々と、
中国が主導する「AIIB(アジアインフラ投資銀行)」に参加しました。
多くの同盟国は、アメリカの説得を押し切って、
AIIBに加盟したのです。
その時、副大統領だったバイデン氏は、
どう思ったのかについて報道はありませんでした。
当時の状況は、「バスに乗り遅れるな」という合言葉で、
アメリカの同盟国が次々とAIIBに参加しました。
ところで、ニュースでは、
米中の外交トップの会談が激論になったと伝えられます。
中国の外交トップである楊氏の肩書については、
「政治局員」となっていますが、これは間違いだと思います。
正しくは、「政治局委員」とすべきでしょう。
このように書くことで、共産党の権力構造が見えてきます。
共産党中央委員会委員→政治局委員→政治局常務委員
トランプ政権時代は、トランプ氏が「交渉の達人」を名乗っていた以上、
交渉の余地はあったと思いますが、
バイデン政権が「信教の自由、人権、民主主義」を打ち出してくると、
もはや交渉の余地はないと思います。
トランプ関税を残したまま、
「信教の自由、人権、民主主義」が加わると、
米中激突の時代を象徴すると言えるでしょう。